Peak Design (ピークデザイン) CL-2 クラッチの記事 に続き、Peak Design の Capture V3 と Pro Pad PP-2 をセットで使ってみた。
写真左側の Capture(Clip Only) 、Standard Plate 、Pro Padがそうだ。
CaptureとStandard Plateがセットの物も売っていたのだが素早く正規の値段でゲットしたかったがために別々で購入した。しかし、結果的にはStandard Plateは私の今のシステムでは不要だった。それはこの記事後半で説明する。
プレミア価格に注意
購入からしばらくしてからの記事なのだが、物は試しにAmazonで検索してみると驚愕なプレミア価格が付いているので購入する際は気をつけて欲しい。(2018年8月16日時点)
Captureに関しては正規のおよそ7倍(私はヨドバシで¥9,380-)
ProPadに関しては正規のおよそ28倍(私はヨドバシで¥2,300-)
Peak Design Capture V3 を購入した理由
正直今回の購入は興味があったというのが正直な理由だ。
街を歩いているとバックパックにこれをつけている人をたまに見かけたことがあったのだが、2つの疑問を持っていた。
- このようなデバイスにつけてカメラは落ちないのか?
- 本当に便利なのか?
しかし、色々と調べているとロック機構がついているという情報があり購入してみることにした。
外箱と内容物
内容物は
[Capture V3 (Clip Only)]
- Peak Design Capture V3
- ポーチ + シール
- 六角レンチ
- ロングクランピングボルト 2本
[Standard Plate]
- Peak Design Standard Plate
- 六角レンチ
[ProPad PP-2]
- プロパッド
特徴
Standard Plateを装着したカメラをバックパックやベルトに装着されているCaptureの真ん中の窪みに嵌め込むように入れることでカメラを装着することができる。
V3はV2 に比べ30% 軽量・20% 薄く BlackとSilverの2色展開となっている。従来のStandard Plateも使えるのも特徴だ。
カメラを外したい時はCapture 右側にあるボタンを押しながらカメラを外せばカメラを取り出すことができる。
このボタンは捻って回転することができボタンが予期せぬタイミングで押されないようロックすることができる。
Pro Pad PP-2 と一緒に使うことでCaptureが身体に当たるのを防いだり、ベルトへの装着を容易にしてくれる。
Captureの片方のボルトを緩めれば写真に見えるイラストのように簡単にベルトに固定できる。
使ってみた感想
良い点
使用前は直接触ったことがなかったこともあり強度や構造に不安があったが、実際に触って使ってみたらその不安はなくなった。
武士の刀ならぬフォトグラファーのカメラという大事なカメラなので私はこれだけで持ち運ぶつもりはないが、ライト調整などのふとした両手を使いたい時に使う分には十分だと思う。
撮影現場では椅子にカメラを置いてしまうと、それを知らない人に座られてしまう危険や地面に置いてしまうとわざとではないが蹴飛ばされてしまう危険があったりと様々な危険がある。
しかし、安全のために毎回カメラバックにしまってなんて時間は正直ないので身近にカメラ預けられるデバイスがあるのはありがたい。
悪い点
取り外すためのボタンは左側についていた方が外し安いのではないかと思う。カメラ右側はグリップなどで出っ張っていることがあるため多少ボタンを押しづらい。
結構ゴツゴツしているので子供を抱っこする時に子供に当たるようだったら使用は控えた方がいいかもしれない。
また、Catpureの装着位置にもよるがベルトにつけて椅子に当たったりすると椅子が傷つくので注意が必要
SONY A7系 + LA-EA3 ユーザーへのワンポイントアドバイス
特定のユーザーに限るが SONY A7 と LA-EA3 を使用するユーザーは旧式のStanndard Plateを使用した方がいい。
なぜなら、上記の組み合わせでNew Standard Plate(写真左)をカメラの底に装着した状態で Capture V3に装着しようとすると LA-EA3が Capture V3にぶつかりCapture V3に装着することができない。
しかし、昔のStandard Plateであれば最新のPlateより高さがあるため LA-EA3がぶつかることなくカメラをCapture V3に装着ことができる。
結論
Peak Design Capture V3 は撮影現場でライトスタンドの調整をしたい時など両手を使いたい時にカメラを安全に任せることができる良いツールだ。
また、スナップでもスナップポイントに付いてからの多少の移動であればカメラを任せることもできるし素早く取り出すこともできる。ベルトにぶら下げれば軽い西部劇に出てくるガンマン気分を味わえるかもしれない。
とにかく、買ってよかったと思える斬新でカッコいい機能的な撮影道具だ。
今後もPeak Design のプロダグツには目が離せない。
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